こんにちは。KABです。 詞においても直接的な表現が何も出てこないので、非常に 内容が汲み取り難い曲ですよね。 よってちょっと解説書いてみました。 実は今回、自分にしては異例なくらい悲痛な詞になっています。 まず、曲タイトルについてですが、 鐘が鳴る、という意味での「Ring the knell」と 熟語である「Ring the knell of〜」(〜の終りを告げる)を かけてます。 簡単に言ってしまえば、この曲は最愛の人を失った悲しみの歌。 なんですね。 ただし、生々しくではなく、綺麗な歌にしたかったので、 直接的な「死」に対する表現がありません。 ここまで言ってしまうと全体がもう読めてくるかとも思いますが 簡単に書いておきますね。 One day,It was Rainy. One day,It was Sadness. One day,It was Rainy. One day,Rang the knell. イントロは断片的な感じで、純粋にその時の情景を綴ってます。 A1 訃報を聴いて駆けつけた亡き骸を前に、愕然として夢を失い 鳴っている鐘の音も聴こえなくなっていく。 というイメージです。 A2 ここで場面が飛んで、流れ揺れる光とは、車のヘッドライトを イメージしています。 暗くなった街の夜を一人宛もなく彷徨っている。 という事を表現しています。 B1 ここは特に捻りもなくストレートですね。 この先のことを何も考えられなくなる。 という感じです。 C1(サビ) 過去の事が忘れられず、苦しんでいる様子を表しています。 今までの気持ちが全て、涙となって溢れて止まらない。 自分の世界が暗く沈んで行き、ショックから一人そこから 動けない。 そんな詞です。 A3 ここでは見るもの、聴くもの全てを塞ぎこんでいる様子を 表しています。 B2 悲しい出来事によって、穏やかで楽しかった出来事まで 全て崩れて悲しい思い出に変った。 という詞です。 C2(サビ) (大よそ詞通りですが、、) 戻りたくても戻れない現実が、自分の胸を締め付けている様子。 涙で見える世界が歪んでゆく様子。 もう決して届く事の無い、小さな思いが胸に残り続けている。 そんな感じです。 後は基本的にサビのリフで、C4では更に思いを語る感じに 変化させて、「刺さった現実が」、「刺さるよ現実」 になっています。 一番最後は、メロディとも掛けて、悲痛な叫びを表しています。 こんな事を思い浮かべながら、もう一度聴いてみて頂けたら幸いです。